侍従川浚渫工事に対する臨時総会 議事録
会場:大道コミュニティハウス2階多目的室
日時:1月19日(土)17:00〜18:30
出席者:22名(うち大人20名、小学生1名、幼児1名) 委任状提出:24名
侍従会役員:相川会長、細川さん、河本さん、寺尾さん、山田さん、佐野さん、廣瀬
●進行
・臨時総会の目的説明(会長)
・詳細説明(細川さん)→ 意見交換(出席者全員) → 採決(会長)
●会員の意見
・川幅を広げて今の侍従川の状態になってからは洪水(溢水)は一度も起こってない。
・掘り下げることでは、津波対策にならないので、今回の計画は全く意味がない。
・県が計画している侍従川の掘り下げ工事は税金の無駄使いである。
・川を掘り下げることで海水が流入してホタルやカルガモの生活圏が破壊される。
・掘り下げは、県が推進している生物多様性を進めるための川づくりに逆行している。
・県営住宅の跡地に多自然型ビオトープを兼ねた遊水地を作るということも考えて欲しい。
・掘り下げ工事を行う代わりに、大道橋上流(横浜市管理)の三面コンクリートを剥がせば、
流れが遅くなり、降雨時の流量が増えるのを防げるのではないか。
・朝比奈の源流から河口まで流域全体の自然を考えた治水を希望する。
・侍従川を地域に残された貴重な一本の川として、県と市が協力して治水をやって欲しい。
・掘り下げればヘドロがたまるだけで効果はない。
・洪水が心配なら壁を高くして川の容積を増やせば良い。
・これだけ貴重な生物が棲息する侍従川であるので生物多様性につながる治水を希望する。
・地域の人が侍従川の自然を守りたいと言う意見を持っていることを賛同者の署名を集めるなどで県に訴えるのが有効ではないか。
・侍従川流域の地域住民にアンケートをとったらどうか。
・掘り下げの計画が実行されると今までのような侍従川はなくなり、侍従会も消滅する。
・掘り下げるのであれば、葦原の一部を移すとか、掘り下げる流域を妥協できる範囲にするとか、川を残すための折衷案も模索したい。
・汚い川だった侍従川が20年かけてようやく今のようになったのに、また昔に逆戻りしてしまうことは止めて欲しい。
・流域の小学校の生徒の自然教育の場になっているので、子どもたちの自然体験ができるように考えて欲しい。
●採決(ふるさと侍従川に親しむ会の総意)
下記のとおり、侍従会の意見を取りまとめ、採決を行った。
・採決内容
1.侍従川の環境を破壊する川底の掘り下げ工事は会として反対する。
2.安全に自然と共存できる侍従川の改修方法を提言する。